2015年3月27日金曜日

Precio de cafe

おらー
お久しぶりです。

前にもお伝えした事があると思いますが、最近ジムに通っています。
週2回仕事終わりに。
無制限で月1000円程度なのでビンボーボランティアにも良心的だと思います。

目的はもちろん運動不足の解消と少しでも絞られた、良い感じの身体する為です!
誰に見られる分けでもありませんが。。。笑

トレーニングを2ヶ月間継続してきましたから少しくらい変わってきたかなー
なんて思って、今日は身体測定をしてみたわけです。
そー言えば腹筋なんかも前に比べて結構いい感じになってきている気がするし♪


そんな事を考えながら、まずは体重測定!
うん。とりあえずは体重からだよな。

いざ測定!! 

!!!!!!?

なんと


56kg 笑

マジかよ・・・
一年前は63kgくらいあったはずなので
−7kgくらいかな。。。


仮に身長180cmとして
BMIを計算してみると

17.28
うーん、少し痩せすぎたな
これだけ体重が落ちたなら
そりゃ腹筋もいい感じだと勘違いするよな↘︎↘︎
山登ったらばてるはずだよ。。。

少しは男らしい身体になって帰れるかと思っていましたが
JOCV男性隊員はみんな痩せて帰って来ると言う定説は
間違えなく自分にも適用されているようでした 笑

と前置きはこれくらいにしましょう。




つい先日の週末を利用して
隣町のMarcalaに行ってきました。
この街には村落開発で先輩隊員が入っています。
それなので今回はその先輩隊員の企画でMarcala観光ツアーを行ってくれたのです。



実はホンジュラスの中でも特にカフェが有名なこの街。
1日目!午前は先輩隊員の知り合いのカフェテリアを訪問し、
その方の農園へ同行させて頂き、実際にカフェの収穫を行わせていただきました。


みなさんはカフェの実を食べた事はありますか?

どんな味か中々想像できないですね??

今回は実際に食してみたのですが
サクランボと言うと少々言い過ぎでしょうが、甘くて意外と美味しいです。

そして、ここら辺の農園では
シーズンになるとカフェ摘みの日雇い労働者が多く訪れます。
  
さてさて!!
1ポンド(1libra)= 453g
カフェを摘んだらいくらになるでしょう??



答えは、1ポンド = LPS = 5円 です。
率直に初めて聞いた時は、驚きました。
いくらなんでも安すぎるだろ?と

ちなみに、僕達10人は約一時間で約4kgのカフェ摘みに成功。
しゃべりながらとは言え、50円。。。
時給5円。。。なかなか厳しいものがありますね。
おそらく僕達が一日働いても、ココまでの往復のタクシー代にも満たないでしょう。

それでも実際には割の良い仕事ではある様で、
シーズンには遠くから泊まり込みで、この本当に何も無い僻地の農園に
多くの人々が働きにくるそうです。

ホンジュラスの厳しい就労事情を垣間見た瞬間でもありました。
 実はホンジュラスのコーヒー豆輸入量第2位が日本
僕達も知っていても悪くない情報でしょう。


午後からは、
中米最古であるらしい洞穴?洞窟?の見学を行いました。
登るな!と注意書きがあるだけあって、
なかなか危険でスリリングの体験が出来ました。笑


流石、協力隊!
最後はどんなに文句を言っていても10人全員登頂!!

2日目は、
ココMarcalaで開催されている、「カフェ祭り」の中々いいスペースで
日本人文化紹介を実施しました。
内容は、折り紙指導、写真紹介、箸の指導
そして、書道です!!

僕はたっての希望で、書道班へ
気がつけば人だかり 笑
ホンジュラス人の名前を当て字で
ぶっ続けで2〜3時間、我も忘れて書きまくりました!!

書道家の血が騒ぎました 笑

心の声が聞こえてくる!

本気モード?
いや、少し疲れている写真 笑

日本人文化紹介も大盛況の内に終わり
最高の休日を満喫する事が出来ました。

隊員の皆さんに感謝です。



あと、おまけですが先週末
中華料理を食べて食あたりを起こしました。。。
この国で一番好きな食べ物だったのに、もう食べれません。

無念。

それでは、また!


2015年3月14日土曜日

Perder y Llegar

おら!

誕生日以来の記事を書きます。
とりあえず最近も充実した毎日を送っています。

先週は首都に上がり、色々な会議に参加してきました。

一つ目は、安全対策協議会。
これは年に2回、首都で行われている治安状況の説明、注意喚起を受けるものです。
何せこの国の治安は、問題だらけですからね。
この議会で改めて衝撃を受けた事は、首都テグシガルパでの年間の強盗の被害者が
       推定50万人以上にのぼると言う事。
まー推定です。
警察には犯人の逆恨みを恐れて被害届を出さない事が多いらしいので。
ちなみに首都の人口は130万人ですからね。
単純に約2人に1人は被害に遭う事になるのですよ?
信じられますか??

二つ目は、保健部会。
これは、ホンジュラスの医療・保健隊員が自主的に集まって行っている勉強会です。
5月には、この部会のメンバーでグラシアスと言う中規模の都市で
健康フェリアを開催する事に成りました。

今年は、
日本と中米の国交正常化80周年
JICA青年海外協力隊派遣取り決め50周年
JOCVホンジュラス派遣開始40周年
と言う記念すべき年と言う事もあるので☆

しかし、まー1日だけの健康フェリアではありますが、
こんなにも準備や運営に手間をかけなければいけないのかと驚いております。
いつもとは違う視点なので本当に良い勉強になっています。
あと部会では、保健隊員に向けて簡単なリハビリ講座を実施させて頂きました。
久しぶりの日本語での講義!いやー楽しかった♪

三つ目は、隊員総会。
これは、隊員同士でのルール決めが主です。
特に共同して使用する連絡所についての事が中心です。
なかなかこれもヤオイカン。

四つ目は、会議じゃないですが中間報告会。
今までの活動の成果を、みんなの前で発表する場です。
今回は、先輩隊員の発表を傾聴するだけでしたが 笑
それにしても、先輩隊員達のスペイン語能力には圧倒されます。
どう考えても後数ヶ月ではあんなに流暢には成れないでしょう。
しかし、発表はプレゼンテーションですからねー
その点では見せ方を工夫できるので、あまり不安に思わなくても良さそうです。

そんな感じで、日本人達と過ごす怒濤の1週間を堪能しました。
内容は   ①ホンジュラスと日本のリハビリ
 ②肩こり腰痛について
③産前・産後のリハ


楽しい時間でした。


で、週末はおまけでアマパラ島と言う所に行ってきました。
きっと日本で言うなら壱岐・対馬的ポジションではなかろうか?と勝手に思っています。

まー特にこれと言って何も無いのですが、
強いて言うなら2レンピ札にアマパラの絵が載っていると言う事と、
普段は食べる事の出来ない魚介類が食べられると言う事が魅力でしょう。

首都からバスに揺られること、4〜5時間。
舟で渡ったその島は灼熱の熱さでした。。。
普段、僕が暮らすエスペランサはホンジュラスで一番寒い街。
ここアマパラ島は海抜数m。ホンジュラスでおそらく一番熱い地域に属しています。
ですから僕にとって灼熱だと感じるのは自然の事なのかもしれません。

到着して、休憩もそこそこにアマパラ山?に登りました。
もーリアルに倒れそうでした。ダゴきつかった。
自分の体力の無さに絶望して、冗談ではなく悔しくて泣きたくなりました。
同期達の支えもあり何とか登頂で来たのだけは救いでしたが。笑

そして心身ボロボロの状態で下山したのですが
まさかの自体が発生しましたよねー


無いんです。
あれが。



電気が。。。
おまけにも。。。
聞けば、昼の12時くらいから停電断水が続いているとのこと。
マジかよー


登山をしたために
心身は疲労し、汗をかき、服は汚れ、断水、停電。。。
外は高温、飲み物は全てぬるく、シャワーもトイレも使えず、
ホテルの部屋は灼熱で汗臭い。。。
ドアを空ければ虫が入り、外に出れば何故か大人数のゲイが居る。。。

   地獄でした。

こんなに任地を恋しいと思った事はありません。

しかし、島と周辺地域が停電していたので
真っ暗闇の中の砂浜で満点の星空の下、食べた海鮮料理だけは良い思い出です。
ビールはぬるかったですが 笑

そして、
夜は眠れず疲労困憊の翌日の帰りのバスの中。。。
更なる悲劇に見舞われました。

誠に残念ながら
帰りのバスでバックの中の荷物を盗られました。
安全対策協議会の後なのに。
わかってます。寝ていた自分が悪いのです。
ただ色々と盗られました。一番残念だったのはハードディスク。

あの中には、写真や音楽、漫画や映画等が大量に。
それは良いとして、データ化した文献や教科書類。
熊本で勉強会を行っていた時の全てのデータが詰まっていたので...

失った事に気づいた時のショックは大きかったです。うん。

ただお陰さまで今回、失った物の価値を自分なりに考える良い機会にも成りました。

今まで自分たちが作り挙げてきた資料の数々。
何も知らなかった“0”の状態だった僕達の努力の結晶。
それはどれも思い出深く、自分の軌跡そのものです。

どの資料にも膨大な知識が詰まっていたことには間違いありませんし
現在の僕が過去に得た知識の何割ほどを、この頭に残しているのかは分かりません。
もちろん、人間は忘れる生き物ですからねー。
それが分かっているからこそ、大事に保存していたのでしょう。

ただ、同時に気付いたのは
僕は長年やって来た勉強会等々によって色々な経験をして、
沢山のものを得ていたと言う事実。

論文や研究等の知識に関しては、どれくらい残っているか?
それは置いときましょう。
ただ、どの文献に誰の本に自分の必要としている情報が記載されているのか。
それぞれの領域で行き詰まった時に、誰に助言を求めるべきなのか。
今の自分なら、必要とする時に必要な情報や知識を簡単に得る事が出来るでしょう。

それに、同じ方向を向いている仲間も増えました。
何より学習する事、人前で話す事の楽しさを学びましたし、
色々な意味で自分に自信を持つ事が出来る様になりました。

そんな事を考えたら、意外に失ったものはそんなに無かったのかなー
なんて考えたりもします。負け惜しみですかね?笑

まーあれです。
過去の物に執着するのでは無く、前を向いて進まないと行けない。
と言う当たり前の事を、早速過去を振り返りながらも実感する事が出来たんです。

そう言う意味では良い機会でした。

とは言え、この不用心さには我ながら呆れてしまいます。
「危機管理能力に対する自己イメージと現実との差異に埋める。」
そんな訓練を立案してくれんものかねー。

それでは、また
¡!NOS VEMOS!!

灼熱のアマパラ島

誕生日を祝って頂きました!
ありがとー♪